で説明した方法のよいところは、強迫観念と極度の不安がありつつも、
なんとか日常生活を送れることにあります。
日常生活をいつも通りに送ることが、即治療に繋がるわけです。
そのような方法ですので、確認強迫をしないようになることと、
新聞配達を続けるということの両立が可能になったのです。
もう随分と昔の話ですので、新聞配達の確認強迫が治るまでの期間が、
どれほどのものであったのかは忘れてしまいましたが、
忘れてしまうのですから、そこまで長期間ではなかった筈ですし、
確認強迫をしていた時以上の苦しみは感じなかった筈です。
確認強迫をしても辛い。確認強迫をしなくても辛い。
同じように辛いのならば、確認強迫が治る可能性が高い、
確認強迫をしないという選択をするのが一番なのではないでしょうか。
これを読んでくださっている強迫性障害の皆様も、
是非、確認強迫をしない選択をしてくれることを願っています。
余談なのですが、この方法を思いついたのは、
過去の僕の様々な経験があったからなのです。
たとえば、18歳で禁煙していた時、喫煙衝動に苛まれて、
煙草を吸いたくて仕方がなかったのですが、ある時気付いたのです。
この喫煙衝動は、酷い時もあれば、喫煙衝動を全く感じることなく、
煙草のことをすっかり忘れてしまっている時もあることを。
では、どのような時に喫煙衝動を感じないのかと調べてみると、
大抵、ゲームや掃除などをしていて、
それに夢中になっているところにあることが分かったのです。
その時、さらに気付いたのは、この喫煙衝動は、
強迫性障害の強迫観念に似ているのではないかということです。
であるならば、今やっている禁煙のための方法を活用すれば、
確認強迫をしない時に発生する強迫観念を感じなくすることも、
可能ではないかと考えたのです。
そして、それは実際に可能だったというわけで、
新聞配達やその他多くの確認強迫と強迫観念の治療に役立ちました。
ちなみに、確認強迫の方は治ったのですが、禁煙は失敗しました(笑)。
音楽を聴きながら紫煙を燻らせる時間が、僕には至福の時なのです。
このように、禁煙程度のことすら出来ない、意志の力が薄弱な僕でも、
確認強迫はきっちり治せたのですから、大抵の人は治るようです。
実際に、13年間の活動の中で無数の治った人を見てきましたので、
よほどの重度の方でない限りは、なんとかなると信じています。
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