で説明したように、毎日2、3時間も入浴していたために、
入浴による精神的な負担がかなり大きくなっていきました。
どれだけ頭や体を洗っても綺麗に感じないので、
その時間はどんどん長くなっていくばかりだったのです。
このように、極度に自分の汚れを恐れていたのですが、
入浴の時間があまりにも長くなっていったために、
自分の汚れが気になっていても、入浴するのがあまりに辛すぎて、
次第に入浴出来なくなっていきました。
そして、月に1回入浴出来ればよいような状態にまでなりました。
当時、対人恐怖でもありましたので、
当然、そのような状態では外出出来るわけもなく、
その結果、家にひきこもるようにもなっていきました。
私が過去にひきこもるようになった理由は、色々とあったのですが、
その一つが強迫性障害によるものだったのです。
不潔恐怖の私としては、体が汚れている状態では、
それだけで精神的にかなり辛かったですし、
かといって、体を綺麗にするために入浴するのも、
それと同じくらいに辛くなってしまったので、
逃げ場のない苦痛に苛まれる日々を過ごしていたのです。
当時はネットも普及していませんでしたし、
テレビでも強迫性障害のことなど放送していませんでしたので、
私は自分のこのような状態が何なのか、全く分かっていませんでした。
病気だとは認識していなかったので、
ただの性格上の問題だと考えていたのです。
ただ、それが私の場合にはよかったのかもしれません。
何も情報がなかったからこそ、自力で自分の状態を分析し、
自力で自分を変えていこうと思えたからです。
あまりにも辛くなった私は、自分を変えていこうと思うようになりました。
その詳しい話については、治療編で説明していくことにします。
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)5-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)6-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)7-症状編
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