で説明したように、ティッシュを使ったり足で物に触れたりすることで、
日常生活をなんとか送れるようになることで、精神状態が少し楽になりました。
それまでは何もかも汚れているとしか思えないので、
何かを触るたびに手洗いをしなければなりませんでした。
それが苦になって次第に何も触れなくなっていき、
日常生活がまともに送れなくなっていたのですが、
なんとか物に触れるようになったので、
日常生活をなんとか送れるようになったのです。
したいことが出来るようになるだけで、精神状態はかなり改善されました。
もっとも、日常生活をなんとか送れるようになりましたが、
根本的には何の解決にもなっていませんでした。
物を極度に汚いとしか思えなくなっているからこそ、
ティッシュや足を使うことでしか物に触れないわけですし、
うっかりほんの少しでも何かに触れてしまったら、
手を洗わなければなりません。
ですので、日々の生活は何をするにも神経を使っていましたので、
酷く気疲れをする毎日を過ごしていました。
手を洗うだけのことなのですが、それが数十回も必要で、
しかも一回一回にかなりの時間がかかりますから、
相当に苦痛を感じる毎日だったのです。
これが物だけならよかったのですが、
自分の手のひら以外の自分の体も全て汚い物としか思えませんでした。
ですので、うっかり自分の皮膚にでも触れようものなら、
即座に手洗いをしなければなりませんでした。
どこかが痒くて思わずかいてしまうと、すぐに手洗いです。
ですので自分の体に触れる時もティッシュ越しに触れていました。
自分の体が汚いということですと、どこに移動しても、
汚い物から逃れることが出来ないのが酷く辛かったです。
逃れられない恐怖です。
そのため、睡眠時以外は常に緊張して過ごすことになっていました。
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-症状編
・不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-症状編
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