2015年3月12日木曜日

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-治療編
で説明したように、本来汚くない物を汚いと思っているのは、
自分の思いこみであるのならば、
その思いこみを汚くないのだと変えることが出来れば、
本来は汚くない物を汚いと思うことなく、
触れるようになれるだろうと考えたのです。

そのための方法として、私が採用したのは、
汚いと思いこんでいる物が実際には綺麗なものであると、
自分に証明してみせることでした。
たとえば、テレビのリモコンを汚いと思いこんでいたので、
そのリモコンが綺麗であることを証明しようと考えたのです。

リモコンの清潔さを科学的に把握することは、
私には不可能でしたし、インターネットが存在しない当時では、
リモコンなどの物体が人体に有害ではない程度に清潔なのかを、
知る術は全くありませんでした。
ですので、自分以外のリモコンに触れている家族を観察します。

日常的にリモコンに触れている家族が、
数か月後、1年後に問題なく生きているのであれば、
リモコンは清潔であろうと断定出来ると考えたのです。
もし、自分の思いこみ通りに汚い物なのだとしたら、
リモコンに日常的に触れている家族が、
無事であるわけがないと考えたからです。

そのような考えで家族を観察していたところ、
家族は何事もなく健康に生き続けていることに気付きました。
そこで、やはりリモコンが汚いというのは真実ではない自分の思いこみであり、
リモコンは私の思い込みのように、健康に害を与えるほどに、
汚い物ではないのだと分かったのです。




不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)5-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)6-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)7-治療編





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