2015年3月18日水曜日

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)4-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-治療編
で説明したように、強迫性障害の不潔恐怖というのは、
汚いと思いこんでいる物が実際には綺麗なのだと、
頭では分かっていたとしても、それに触れてしまうと、
自分が汚れたと感じて、洗浄強迫に結びついてしまいます。
そのことがよく分かったので、次は汚いと思いこんでいる物に触れた時、
自分がどのように感じるのかを考えてみることにしました。

汚いと思いこんでいる物に手で触れると、
実際にはそれが綺麗な物だと頭では分かっていても、
即座に自分の手が汚れたと感じてしまいます。
手を目で見て、汚れていないと確認しても、
汚れているとしか思えなくなってしまうのです。

汚れていると思ったら、
そのままでは、いてもたってもいられなくなります。
自分の手が汚いと極度の不安と嫌悪感に襲われ、
あまりにそれが強いために、耐えきれないとしか思えません。
そして、その状態からなんとか逃れたくなります。

手が汚いということで、極度の不安と嫌悪感に襲われているのですから、
手が綺麗になれば、それが解消されると考えます。
そのための方法として、手を必死に洗うことになるのです。
そして、洗った結果、手が綺麗になったと感じることが出来れば、
ようやくそれで安堵し落ち着くというわけなのです。

難しいのは汚いと思いこんでいる物に触れた場合に、
こうしたことになるということであって、
それが実際には綺麗な物だと頭では分かっていたとしても、
汚いと思いこんでいる物に触れた場合は、
やはり極度の不安と嫌悪感に苛まれてしまうことです。

どれだけ、頭で綺麗なのだと分かっていても、
どうしても思いこみが消えてくれないのです。
頭で綺麗なのだと分かったとしても、
この不潔恐怖と洗浄強迫が解消されないことが分かった私は、
汚いと思いこんでいる物を触った時の考えも含めて、
変えられないかと考えるようになりました。





不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)1-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)2-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)3-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)5-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)6-治療編

不潔恐怖と洗浄強迫(強迫性障害)7-治療編





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