2014年1月5日日曜日

ガスと玄関の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)2-症状編

出掛ける時には、当然、ガスの元栓を締めます。
火事になったら、困りますものね。
ガスの元栓を締めるのですが、強迫性障害ですから、
当然、締めたことを頭では分かっていても、
「ちゃんと締められただろうか? 締まっているだろうか?」
という強迫観念に苛まれることになります。

強迫観念がずっと頭に思い浮かび続けるので、
ガスの元栓を締めたことは頭では分かっているのですが、
強迫観念からの強力な不安で居ても立っても居られなくなり、
再度、確認します。再度というか、100回以上確認します。

1時間ほど確認し続け、「これだけ確認したのなら、
たぶん大丈夫なんじゃないか?」と無理矢理自分を納得させようとしても、
それでも「ちゃんと元栓を締めたのだ」と納得も実感も出来ません。
出来ないのですが出掛けなきゃなりませんので、
後ろ髪を引かれつつ、元栓から離れ玄関に向かうのです。

玄関で靴を履き、外に出て、玄関に鍵をかけるのですが、
強迫性障害ですから、ちゃんと鍵をかけられたという実感が得られません。
「鍵がかかっていなかったら、どうしよう!?」という強迫観念が、
非常に強力に大きく頭の中を占めることになるので、
極度の不安に陥り、玄関の戸が開かないかとガタガタと開けようとします。

玄関の戸をガタガタと開けようとして、玄関が開かないということは、
鍵がかかっている証拠なのだと認識するための、
確認強迫をすること1時間余り。ようやく強迫観念が少しだけ弱くなったので、
鍵がかかっているのかどうかと不安に感じて、後ろ髪を引かれつつも、
無理矢理出掛けるのです。

このようなガスの元栓と玄関の鍵についての強迫観念と、
そこからの極度の不安と、それを解消する確認強迫によって、
強迫性障害の頃の僕は、ちょっと家を出るだけなのに、
2時間から3時間ほど、かかっていたのです。
歩いて5分の自販機にジュースを買いに行くだけでも、3時間かかる始末!

ちょっと出掛けるだけでも、このように時間がかかってしまいます。
中学生時代はそれで遅刻して2時間目から悠々と登校していましたが、
高校の頃になると、家を出るというただそれだけのことで、
2時間から3時間かかるので、もう外に出掛ける気力もなくなり、
学校にもほとんど行けなくなってしまいました。

「これは流石にまずい!」と思ったので、
このガスの元栓と玄関についての強迫観念と、
それを解消するための確認強迫という、強迫性障害の症状を、
治そうと決意した僕なのです。
その方法を治療編で書いていくことにします。




ガスと玄関の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫2-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫5-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫6-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫7-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫8-確認強迫(強迫性障害)2-治療編

ガスと玄関の確認強迫9-確認強迫(強迫性障害)2-治療編




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