2014年1月23日木曜日

新聞配達の確認強迫1-確認強迫(強迫性障害)5-治療編

新聞配達の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)5-症状編
で書いた、新聞配達における強迫観念は以下のようなものでした。

1.ポストまでの道中、自分が持っている新聞の種類が正しいか確認強迫
2.ポストに入れる前にまた、新聞の種類が正しいか確認強迫
3.ポストに入れた新聞を取り出してまで、さらに確認強迫
4.5軒前の家のポストの中の配り終えた新聞までも確認強迫

といったものだったのです。
この確認強迫を治して、快適に新聞配達がしたいと思った僕は、
いかにして、これを治すかと考えてみたのです。
そして、すぐに気付いたのが1と2の重複している確認強迫でした。

当たり前のことですが、ポストまでの道中で確認した、
自分が手に持っている新聞の種類が、ポストに到着した途端に、
変化するはずなどないのです。
「中日新聞を手に取って、ポストの前まで行ったら、いつの間にか朝日新聞に!」
などということは、あるわけがないのです。
であるからには、この間の確認強迫も1度でよいのです。

ですので、まずはこの1と2の確認強迫を統合して、
ポストに入れる前の確認強迫のみにすることにしました。
実際に試してみると、最初の頃はポストに辿り着く前についつい、
確認強迫してしまいます。でも、意外にすぐに、
ポストの前に辿り着くまで、確認強迫をしないで済むようになりました。

そうして、ポストの前で確認強迫することにしました。
確認を1度で済ませられたらいいのですが、残念なことに、
当時の僕にとって、それは極めて難しいことでした。
○○新聞という文字を見て確認して、ポストに入れるために新聞を二つ折りにして、
○○新聞という文字が見えなくなった瞬間に、強烈な不安に襲われるのです。

○○新聞という文字が見えなくなった瞬間、それが本当に○○新聞なのかと、
強烈な不安に苛まれるので、二つ折りにした新聞をまた開いて、
また確認するのです。そうして、また二つ折りにしたら不安になって、
また開いて確認して、二つ折りにしたら、また不安になって確認と、
確認がエンドレスに続くのでした。

数十回確認しても、自分の正しさを全然実感出来なくて、
もうどうにでもなれと新聞を入れて、ようやく確認強迫が終わるのです。
そうしてようやく、次の家の配達に向かえるわけです。

こうして1と2の確認強迫を統合し、1つにすることで、
確認強迫をする回数が減り、配達時間の短縮に成功しました。
しかし、それでも、確認強迫がある限り、苦痛は続きますので、
次に2のポストに入れる前の確認強迫をやめるようにしたのです。
その方法について、次回で説明することにします。




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