までに書いてきたように、確認強迫は、
確認を1度だけして、それ以降は強迫観念に苛まれ続けても、
それはそのままにしておいて、それを解消するための強迫行為をせず、
何もしないでいるか、遊びや人との会話などに夢中になっていれば、
時間が経過していくごとに強迫観念が弱まり、ついには消えてしまいます。
確認強迫を治すには、基本的には以下のような手順がよいようです。
1.確認強迫をを生み出す、強迫観念を言語化してみる。
2.そうして言語化した強迫観念を吟味して、
不条理な点がないか、非論理的な点がないかを探る。
3.そうした点が見付かったら、強迫観念の不条理な点、
非論理的な点を批判し、より論理的に正しい考えを思い浮かべ、
その考えを自分に言い聞かせる。
4.その上で、強迫観念が発生したら、確認強迫を一切しないようにする。
5.確認は1度だけにし、その後、どのように過ごしてもいいので、
時間が経過するのを待つ。
6.時間の経過とともに、強迫観念は自然と弱まっていき、
ついには何の力も持たなくなるので、確認強迫をしなくても済む。
7.強迫観念が発生したら、その都度1から6までの過程を、
何度か経験すれば、強迫観念自体が、それ以降発生しないようになり、
その後の人生で確認強迫をしなくても済むようになる。
といった感じですと、大抵の確認強迫は治ることと思います。
こうした方法で確認強迫を一つずつ治していきますと、
だんだんと治し方のコツが身に付いてきますので、
たとえば、ガスの元栓の確認強迫と強迫観念を克服したら、
玄関の鍵の確認強迫と強迫観念にも、上記の方法を応用して、
治療することが可能となってきます。
ただ、症状別に上記の方法の応用やアレンジが必要となってきますので、
それについては臨機応変さが求められるかもしれません。
ですので、このブログでは、今後も症状別の治し方について、
微妙に変わってくる、その治す方法について説明していくことにします。
次回からは玄関の鍵の確認強迫の治療法について説明します。
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