2014年1月16日木曜日

ドラクエ5の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)3-症状編

1992年、僕が17歳の頃、スーパーファミコン用ソフトである、
「ドラゴンクエスト5」が発売されました。
ドラクエシリーズはそれまで全て遊んでいた僕ですので、
当然のごとく、ドラクエ5を購入し、遊び始めたのです。

ドラクエ5はとても素晴らしいゲームでした。
ストーリーもゲームシステムも、モンスターを仲間に出来るのも、
とてもよく出来ていて、非常に面白かったです。
ドラクエシリーズには、4からだったでしょうか?
最近の作品でも登場している、ちいさなメダルというものがあります。

ちいさなメダルは宝箱やツボやタンスの中などに隠されていて、
そこを調べると、獲得することが出来ます。
ちいさなメダルを集めて、メダル王に会いに行くと、
メダルの数に応じて、非売品の武器などと交換してもらえるので、
僕もメダルを夢中になって集めたものです。

メダルがあるのは、そうした宝箱などばかりだと思っていたのですが、
ゲームが終盤にさしかかる頃、たまたま塔のあるところを調べたのです。
そしたら、メダルを発見しました。それまで、宝箱などにしか、
入っていないと思っていたメダルが、なんと宝箱などがない、
ただの地べたに落ちていたのです!

その時、僕は思ってしまったのです。
「ちょっと待てよ? こんなところにメダルがあるのなら、
 他の地べたにもメダルが落ちているに違いない!」と。
そう思ったが最後、強迫性障害全盛期のこの僕は、
小さなメダルが落ちていないかを必死で探し始めたのです。

一歩歩くごとに調べ、また一歩歩くごとに調べます。
塔の中を一歩ずつ調べ、ダンジョンの中も一歩ずつ調べます。
当然、街や村の中も城の中も、歩けるところは全て調べますよ!
ゲームで楽しく遊んでいたのが、くだらないきっかけで、
強迫観念が頭の中で大爆発して、確認強迫で大変なことに。

精神的な疲労が極度に達しつつも、なんとか全ての塔などのダンジョン、
街や城などを調べつくし、もうこれで大丈夫だと思った時に気付いたのです。
「まだ街の外のフィールドは全然調べてないじゃないか!」と。
強迫性障害の僕ですから、当然、そこから確認強迫スタートですよ!

フィールドは広いですよ。とても広いのです。
なんせ、ドラクエ5における世界地図ですからね。街や城の比ではありません。
その世界地図を一歩歩いては調べ、また一歩歩いては調べていきます。
いつ終わるのか分からない作業ですが、強迫観念が酷くて、
くだらないことと思っているのに、やめたくてもやめられないのです。

来る日も来る日も調べ続け、精神的にどうにかなってしまったのでしょう。
確認強迫をどこまでやって、どのようにゲームをクリアして、
どのように確認強迫が終わったのか、今では全く思い出せません(笑)。
ただ、どうにかして、確認強迫はやめたのでしょう。
というのも、その数年後のドラクエ6の時は普通に遊べていましたからね。

どのように治したのかは記憶にないのですが、
いい機会ですので、もし今後の僕がドラクエシリーズで遊んだ時、
再びちいさなメダルの強迫観念と確認強迫が発生した場合に、
いかにして治そうと考えているのかを、治療編で説明していくことにします。




ドラクエ5の確認強迫-確認強迫(強迫性障害)3-治療編




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