2014年1月3日金曜日

お金の確認強迫4-確認強迫(強迫性障害)1-治療編

前回の「お金の確認強迫3-確認強迫(強迫性障害)1-治療編」では、
強迫観念に苛まれた時、確認を1度だけ行い、
それ以降はたとえ強力な強迫観念に苛まれても、
確認行為は行わず、強迫観念が消え去るまで時間を経過させることで、
強迫観念及び確認強迫を治せることをお話ししました。

確認を1度だけにしますと、強迫性障害の方の場合、
その1度の確認だけでは、強迫観念は消えませんが、
時間が経過することで強迫観念はいずれ消えるのですが、
頭の中に強迫観念がずっとあるままで時間の経過を待つのは非常に辛いので、
少しでも楽に時間を経過させるための方法があることも話しました。

1.ゲームをしてみる。
2.部屋の大掃除をしてみる。
3.財布を持たずに散歩に出かけてみる。
4.財布を持たずに友達と数時間遊んでみる。
5.財布を持たずに親戚の家にお泊りしてみる。
6.とりあえず眠ってみる。

のような方法があります。1と2については前回説明しましたので、
今回は3から説明していくことにします。

3~5の「財布を持たずに~」というものですが、
お金に関する強迫観念と強迫行為の場合、財布が身近にありますと、
どうしても強力な強迫観念を解消するために、
財布の中のお金を数えるという確認強迫を行ってしまいます。
であるならば、自分を物理的に財布から遠ざければよいのです。

そうすれば、たとえ強力な強迫観念に苛まれたとしても、
それを解消するための確認強迫が出来なくなります。
そうして確認強迫をせずに、強迫観念を感じつつも時間の経過を待てば、
強迫観念は次第に弱まっていき、ついには消えてしまいます。
強迫観念が強い人に、おすすめの方法です。

最後の6は、強迫観念を感じつつも、起きていると、
どうしても強迫行為をしてしまうのなら、
もういっそのこと眠ってしまえばいいということです。
確認を1度だけしたら、すぐに布団の中に入り、強迫観念に耐えつつ、
目をつぶって耐え続けていれば、そのうち眠れます。
起きた時には強迫観念がおさまっていることが多いようです。

1~6まで説明しましたが、こうした方法を用いれば、
何の対策もないまま、ただひたすら強迫観念に耐えるよりも、
多少は強迫観念が消えるまで、時間を経過させることが出来ます。
他にもいろいろな方法があるでしょうから、自分に合う方法を色々考えてみて、
是非、挑戦してみてください(^-^)


続きはこちらです。
お金の確認強迫5-確認強迫(強迫性障害)1-治療編




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